今,古くて新しい静的サイトが注目されています.
私の場合,2002~2012年頃までは,WordPressなどCMSを用いた動的サイトが主流でしたが….
分かりにくいと思う方に,大雑把に説明すると.
サイトは,コンテンツ(文章&画像など) + レイアウト (デザイン)から構成されます.そのうち,デザインを決めるのは,HTMLという言語を用います.(初心者でも1日で,最低限は分かるくらい簡単。複雑なのは、CSSなどを使う)
ところが,HTMLって面倒くさいです.似たようなことをするのにも,全然融通きかないですし.FFFTPを使って,管理するのも大変ですし.
そこで,HTMLを自動で作って(生成して)くれるPHPという言語を元にして,一般的なブログのように簡単に更新できるようにしたのが,”WordPress”でした.WordPressは,更新したり,管理したりするのが,分かりやすくてとっても簡単です.
しかし,WordPressでは,アクセスがあるたびにHTMLを生成します.そのために,高性能サーバーが必要です.静的サイトよりも,維持コストやシステムが複雑だという問題もあります.
これが,サイト製作者の多くを悩ませてきました.
唯一の解決策は.静的サイトを作ること.
静的サイトを作るためには,ツールがないと不便です.
1990年台~2000年前半は,IBMのHomepage Buiderなどのソフトが使われてきました.現在は,プロ向けでAdobe Dreamweaverのような特殊なソフトがよく使われている程度です.
しかし,静的サイトがまた注目されたことで,Jekyllのような静的サイト作成ツールが生まれました.
Jikillとは?
Jekyllは、ブログのような静的サイトを構築できる,Ruby製ファイルジェネレータです。(Rubyは,日本発のプログラム言語)
最近,静的サイト生成ツールとして注目されているので,ググったり,書籍を読んでみてもいいと思います.
で,静的サイトってどうなの?
普及には,まだまだ遠い気がします.というのも,WordPressのように機能を追加するのに不便ですし,グラフィカルな更新をする場合に,WordPressの方が圧倒的に楽です.
恐らく,サイトの内容が反映に変わらない分野を中心に採用が進んでいくでしょう.
もちろん,いちいちHTMLを生成しなくて済む分,サイトの表示を高速化できます.当然,サーバーも,よりロースペックなものを使用して,コストを抑えられます.
Amazon S3のような,使用料に応じた可変料金のサーバーを使いやすくなるはずです.
極端な例だと,Dropboxなどの無料オンラインストレージを利用してしまうことすらできるからです.
一度完成させたら,あまり更新を行わないジャンルのサイト設立にオススメします.
これから,Jekyllについても勉強していきたいと思います.
参考になるサイト
http://krakenbeal.blogspot.jp/2012/05/ruby-jekyll-jekyll-bootstrap.html
http://melborne.github.io/2012/05/13/first-step-of-jekyll/
https://www.non-standardworld.co.jp/?utm_source=note&utm_medium=banner&utm_campaign=note_single_banner1_ver1
3番目は、実際にJekyllで作成されているサイトです。