アメリカのテレビ番組”Stunt Busters”で,過激なビデオがあったので紹介です.
まずは,見てみたほうが…
一応ですが…
映画の撮影などで,以下に車を綺麗に爆破するか?という演出を紹介するために作られています.
ガソリン爆弾
ビニール袋にガソリンを詰めています.
単純で,一瞬で炎が消えてしまいますが,かなり強力です.
50ガロンも使用し,1650度にも達しています.
ナフタレン混合爆弾
ナフタレンは,防虫剤として使われています.
このナフタレンを火薬と混ぜることで,黒煙を激しく発生させています.
23kgも使用しています.
そういえば,自動車番組と言えば,イギリスの”Top Gear”も人気ですよね.
※絶対に真似しないでください.当然ですが,国内では,特別な許可を得ない限り違法です.
実際の映画では?
爆破シーンの撮影には,様々な工夫があります.
コンクリート爆破
コンクリートで出来たもの(塀,建物など)の爆破シーンでは,予め粉砕しておいたコンクリート片と粉塵をまとめて,その中に火薬を埋め込んでいます.もちろん,爆撃や砲撃シーンでも,地上に火薬があり,中から爆発させることで派手に演出しています
炎を派手に見せたい
とにかくガソリンを混ぜます.
先の動画を見てもお分かりの通り,ガソリンの炎は,気化のため一瞬で消えてしまいますが,派手に広がってくれます.
他にも,プロパンガスなどを使って,炎を強化することもあります.
窓が割れる
飴などで作っておくことで,人間がぶつかっても平気です.
繰り返し
同じ爆発を,いくつかの視点から何回も見せます.
同一シーンを繰り返し観ると,頭のなかによりインプットされ,印象に強く残ります
スローモーション
ハイスピードカメラを利用して.爆発シーンをゆっくり観せます.
すると,印象が全く異なったものになります.
(写真撮影でも,シャッター速度を変えるだけで印象が変わりますよね)
by the SFX/VFX MA course at the National Film and Television School in UK
複数の箇所を爆発させる
先ほどのビデオでも,車体の2,3箇所に火薬を仕掛けています.
そして,時間差をかけて爆発させると,より強い印象を与えることができます.
結論
とにかく大げさに撮影されます.
また,基本に立ち返ることになりますが,ライティングにも調整を徹底して行います.
本物をより本物らしく撮影するのはとても大変なのです…
ちなみに,ライティングについては,この本が分かりやすいです.
2002年発売の古い本ですが,教科書としてもよく使われています.
10本の映画の爆発シーンのカット集
【映画】インデペンデンス・デイ
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=TVJOdLi5sUg